その体験をデザインする、
モノには価値がなくなり、コトにのみ価値が存在する。という言い方はあまりに極端かも知れないが、ある意味では確実に時代はこういう方向に向かっている、と実感することが増えて来ている。同じような話で「体験ビジネス」という言い方もあるが、つまりそこに行かないと体験出来ないというビジネスモデルは次の時代も生き残ると言われている。分かりやすく日常生活している中で考えると「食事」なんかはこれに該当する。美味しいフレンチは、そこに行かないと食べられないし、窓から見える綺麗な景色も、気持ちのいい接客も、シェフとの会話もそこにしかない。その体験をデザインする、というのがこれから我々クリエイターがやるべき任務だと思う。決して「うまいメシを出していればいいんだ」という乱暴なやり方ではこれからはダメだし、少なくともボクはそういう発想の店には行きたくない(実際はたまに行きたいけど 笑)。そして、我々自身もそうありたいと思う。つまりデザインというアウトプットだけを売るのでは無く、クライアントと共に課題解決のために尽力するという過程も含めて全てをデザインしていくようにしないといけない。レストランで言うところの「綺麗な景色」や「落ち着ける空間」「ホスピタリティ」「シェフとの会話」が自分たちにとっては何に当たるのか、そんな事を真剣に考えていかないとデザインがただのモノになってしまう。レストランで食べる料理の味がある程度美味しいのは何の価値にもならないのと同じように、デザイナーが作り出すデザインがそこそこ良い、というのはもはや無価値であるという事だ。もちろん自戒の念を込めて、という前提の元に話しているのではあるけれど。
2018.05.02 Wednesday 02:28 | category:design diary | comments(0) |
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